東証プライム上場のアパレル・飲食事業N社~横領発覚、子会社の経理責任者を解雇|特別情報
連結子会社X社の財務経理責任者であった元従業員1名が在職時に約1億7,000万円の業務上横領をおこなっていたことを9月17日に発表した。令和2年から今年までの約5年間にかけて、複数回にわたり会社の預金口座から現金を引き出して私的着服を行い、不正な経理処理で隠ぺいしていたという。今年7月にX社内からの内部告発にて判明し、当該元従業員はすでに懲戒解雇されている。当社は昭和28年に茨城県水戸市で設立された会社を前身とし、現在は連結子会社20社でグループを構成している。カジュアルウェア店の運営を手掛けるアパレル事業をはじめ、雑貨販売や飲食事業を展開している。コロナ禍の令和3年2月期は6億93百万円の最終赤字に転落するなど一時的に業績不振に陥った。4年同期以降はコロナ禍が緩和されたことに加えて新規出店が寄与し業績は回復。別表のとおり7年同期まで4期連続増収となり、相当額の黒字を維持している。横領が発生したX社は平成7年10月に独立系飲食店として設立され、各種ダイニングキッチンなどの飲食店を経営している。28年9月に別の飲食店経営会社の子会社となったが、コロナ禍に入ると店舗休業などで厳しい業績を余儀なくされた。その後、令和4年2月に当社がX社の株式を約28億円を投じて取得し、連結子会社化した。X社の7年2月期売上高は107億円と同期まで3期連続の増収となったが…
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