東証グロース上場のシステム開発I社~2度目の不適切会計発覚|特別情報
令和2年3月期から8年3月期までの間、ライセンスにかかわる取引で売上の計上時期や会計処理などに誤りがあったことが判明したため、5月13日に予定していた8年3月期決算の発表ができず、6月11日に特別調査委員会を設置することを公表して真相を解明することとなった。業務用のシステム開発を目的に設立されたもので、ローコード開発基盤を用いたアジャイル手法によるシステム開発を得意とする。ローコードとはプログラマーの作業を最新技術を用いて自動化させて生産性を向上させることで、アジャイル手法は変化に柔軟に対応する手法のこと。開発期間やコストを劇的に削減しながら、仕様変更にも素早く対応できる。当社が上場したのは3年6月であることから、上場前から不適切な会計処理を行っていたことになる。実は当社は4年3月期から6年3月期にかけてライセンス取引で不適切会計をしていたとして、2年前に一度決算の修正を行っている。つづく7年3月期は円安や物価上昇による顧客の買い控えが進み、税負担もあって17百万円の最終赤字となった。これを受けて15年間にわたって社長を務めてきたX氏が7年6月に開催の定時株主総会をもって代表権のない会長に退き、後任に取締役技術本部長だったY氏が就任した。このとき、監査法人も任期満了をもって会計監査人を退任し、新たな監査法人が就任した。ところがそれから1年もたたない今年2月、Y氏が一身上の都合ですべての役職を辞任し、代わってX氏が代表取締役会長兼社長に復帰した。その後、5月13日に予定していた8年3月期の決算発表ができず、5月28日に監査法人の指摘でライセンス取引に関して売上の計上時期や仕入取引に誤った会計処理をしていたことが判明したと発表した。今回も・・・
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