東証グロース上場の広告会社T社~元CFOの不正で赤字転落|特別情報
X常務取締役CFO(1月13日付で辞任)による資金の私的流用について、3月27日付で公表された第三者委員会による調査報告書で詳細が明らかとなった。X氏による私的流用は令和5年8月から始まった。当初は会社名義のキャッシュカードを使って現金を引き出し、その額は同年11月までに計315万円に上った。6年になると当社の会社口座からX氏の口座に直接振り込まれるようになり、60回以上にわたって計6,330万円が振り込まれた。5年12月期決算は不正流出した金額が小さいこともあってX氏みずから資金を投入して誤差の帳尻合わせをすることができたが、6年12月期は金額が大きいだけに自己資金では賄えず、当社がX氏に対して8,000万円貸したとする借用書を偽造して帳尻合わせをした。7年12月期になると引き出した金額は総額4億6,000万円とさらに膨らみ、決算対策として同様に4億6,000万円の借用書を偽造したが、今回だけはさすがに不正支出していたことがバレると観念していたようだ。借用書の支払い期日は7年12月期の最終営業日後の12月30日としていたがX氏からの振り込みがなく、年が明けた1月5日に社内に知れ渡ることとなった。X氏はCFOとして唯一、会社の金庫の暗証番号を管理する立場にあった。日々の残高確認も3年6月以降はX氏が指示した金額を財務担当マネージャーが現金実査表に記入するだけで、さらに7年6月以降は残高確認を月に1度するだけとなった。また、X氏には「特権承認者権限」が与えられ、他の役職員が関与することなく、単独で当社名義の銀行口座から振込送金を行うことができた。X氏が不正支出する原因となったのはFX(外国為替証拠金)取引の失敗によるものだ。きっかけは4年に自身が保有する当社株式を担保に借り入れた資金を原資にFX取引を始めたものの損失が膨らみ、5年8月には当社株式の株価急落による担保不足で追加資金を求められ、会社の資金に手を付けるようになる。こうして・・・
続きを読むには特別情報の会員申込みが必要です。
詳細は小社までお問合せください
特別情報とは
「倒産してからでは遅い」という声をよく聞きます。
たしかに与信管理や審査では事前の兆候について社内外からの幅広い情報収集は不可欠ですが、現実にはなかなか容易ではありません。
実は東京経済の「特別情報」は、独自の取材ルートと確かな実績で長年にわたり金融機関・総合商社をはじめとする審査のプロたちから一目置かれています。
審査マンの心強いパートナーとして、「特別情報」のご活用をお勧めします。
詳しくはお気軽にお問合せください。
無料お知らせメール登録
債権・動産譲渡登記リスト、問合せ集中ランキング、特別情報が更新されたことをお知らせするメールサービスを実施しております。 メールサービスの登録は無料です。お気軽にお申込み下さい。