マツオインターナショナル(株)、他1社|大阪府大阪市中央区
【業種】
婦人服製造販売
【倒産形態】
会社更生手続開始申立
【負債総額】
111億1,194万円(2社合計)
特別情報東京版(R7.9.18)などで既報。当社と関連の松尾産業(株)(法人番号:1120001047481、洋服布地卸等、所在地:大阪府大阪市中央区備後町3-4-9、登記上:大阪府大阪市西区阿波座1-4-14、設立:昭和33年5月、代表者:同代表、資本金:3,850万円)は、12月11日付で大阪地裁に会社更生手続開始を申し立て、同日付で保全管理命令を受けた。申立代理人は北野知広弁護士(弁護士法人大江橋法律事務所、大阪市北区中之島2-3-18 中之島フェスティバルタワー27階、TEL 06-6208-1500)他11名。保全管理人には中森亘弁護士(北浜法律事務所・外国法共同事業、大阪市中央区北浜1-8-16 大阪証券取引所ビル、TEL 06-6202-1088)が選任されている。負債総額は当社が76億8,194万円、松尾産業(株)が34億3,000万円。2社合計で約111億1,194万円。
婦人服の企画・製造を手掛け、「慈雨」や「t.b2」などのブランドを展開し、当初は卸売りを中心に展開していた。平成10年ごろからは小売業に参入し、国内外に約400店舗まで拡大、令和元年8月期の売上高は176億円を計上していた。しかし、その後発生した新型コロナウイルスまん延の影響から、店舗の休業を余儀なくされ、令和3年8月期の売上高は134億円まで低下。同期では8億円を超える最終赤字を計上し、債務超過となっていた。
以降も、売上高は伸び悩み赤字が続き、リストラ策などを講ずるも、業況は回復しなかった。今年8月にはバンクミーティングが開催され、中小企業活性化協議会の支援を仰ぎ、スポンサー選定に向け協議が行われ、会社更生法による再建を図ることとなった。
関連の松尾産業(株)は、洋服布地の卸売り等を手掛けるほか、不動産賃貸なども併営していたものの、当社とともに今般の措置を選択した。
なお、会社更生手続開始申立前の12月10日付で名証ネクスト上場の(株)バルコスをスポンサー候補として選定し、同社との間でアパレル事業の継続に必要な支援を受けることを内容とする基本合意書が締結されている。また、当社は三井住友銀行との間でDIPファイナンス契約を締結する予定となっている。
両社の債権者説明会は、12月19日(金)午前11時からマイドームおおさか2階展示ホールで開催予定。
| 法人番号 | 3011001012402 |
| 業種 | 婦人服製造販売 |
| 倒産形態 | 会社更生手続開始申立 |
| 所在地 | 大阪府大阪市中央区備後町3-4-9 輸出繊維会館3階 |
| 設立 | 昭和60年12月 |
| 創業 | 昭和60年12月 |
| 従業員 | 545名 |
| 代表者 | 松尾憲久 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 年商 | 136億円(6/8) |
| 負債総額 | 111億1,194万円(2社合計) |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2025年09月18日
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