東証プライム上場のDX支援サービスC社~来年3月まで借入返済を停止へ|特別情報
11月28日、当社は取引金融機関と来年3月まで借入金の約定弁済の停止について合意を取り付けたことを公表した。その理由として、子会社の米X社の連結除外に向けた手続きにおいて当社はX社への貸付金の回収や株式の売却による資金化について一定の期間を要することが見込まれ、その間、手元資金に余裕がない状況が続くため、としている。具体的にはX社の子会社であるY社の株式取得資金に伴うシンジケートローン契約の返済を来年3月まで停止する。シンジケートローンの参加金融機関は2行で、組成額36億49百万円に対して、今年6月末の残高は29億49百万円。さらに、シ・ローン以外の借入金35億円についても取引金融機関と協議し、同様に来年3月まで約定弁済の停止の合意を取り付けた。当社はウェブ会議システムの提供をはじめとしたDX支援サービスを展開している。テレワーク需要が拡大した令和4年12月期の売上高は過去最高となる122億29百万円まで伸長した。しかし、別表のとおり5年同期以降はオフィス回帰によるリモート市場の成長鈍化などで減収に転じ、6年同期まで2期連続で億単位の赤字となった。5年同期の赤字は、当社が3年6月に買収したY社の買収時に発生したのれんの減損損失32億23百万円を含む39億73百万円の特別損失と法人税調整額13億44百万円によるもの。6年同期もY社の業績悪化に加えてY社のNASDAQ上場準備に伴う費用負担が嵩み、2期連続で営業赤字となった。さらにソフトウェア等の減損損失5億98百万円を含む6億65百万円の特別損失も発生し、14億17百万円の最終赤字を計上した。自己資本は・・・
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