東証グロース上場の人材サービスB社~赤字転落、株主に動きも|特別情報
令和7年9月期決算は減損損失を含む特別損失を計上し、2億57百万円の最終赤字に転落した。今期も営業損益段階から赤字を予想するなか、ここにきて突如アクティビストも現れるなど事業環境は潮目を迎えているようだ。当社は現代表のX氏が平成23年11月に設立。フリーランスを中心とした人材マッチングサービス事業と、企業の生産性を向上させるDX・AIサービス事業を手がけている。基幹の人材マッチングサービス事業において今年9月末時点の登録ユーザー数は743.8万人(前年比71.6万人増)、登録クライアント数は107.2万社(同6.6万社増)まで増加。売上高は226億57百万円へ伸長し、経常損益まで増益となった。しかし、特別損失としてグループ会社3社ののれんの減損損失など10億75百万円を計上し、2億57百万円の最終赤字へ転落。期末配当は無配(6年同期は18円)とし、年間配当もゼロとした。8年同期はAIの台頭やオフィス回帰によるリモート市場の成長鈍化により、事務、翻訳・通訳、リサーチなどの仕事が減少することが見込まれ、売上高は200億円まで減少し、営業赤字に転落すると予想している。赤字幅は0~10億円と幅を持たせている。配当は未定とし、株主優待制度は廃止を決定した。なお、3年12月以降、当社の社外取締役には・・・
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