東証グロース上場のドローンメーカーT社~債務超過転落でGC重要事象|特別情報
令和6年7月に東証グロースへ上場したドローン専業メーカーだが、7年7月期第3四半期において多額の最終赤字を計上し、債務超過に転落したことから継続企業の前提に関する重要事象等を記載した。我が国のドローン研究の第一人者の薫陶を受けたX氏がドローンを事業化する目的で当社を設立した。当社が開発するドローンの特徴は非GPS環境下での自律飛行で、平成31年4月に狭小空間専用小型ドローンをリリースした。プラントメンテナンスやインフラメンテナンスを行う建設業界などをターゲットとしており、老朽化した下水道管の調査に対するニーズは大きい。今年1月に埼玉県八潮市で発生した道路の陥没事故で、当社が開発したドローンが埋もれていたトラックを発見したことで一躍有名となった。売上全体の6割を占める「ドローン事業」は、ドローンを用いて撮影した施設の内部などの動画を提供する「点検ソリューションサービス」と、ドローンをレンタルまたは販売する「プロダクト提供サービス」に大別されるが、売上としては前者のほうが圧倒的に大きい。「デジタルツイン事業」は撮影した動画を画像処理し、3次元化するサービスで、「ソリューション開発事業」は原子力発電所の原子炉調査などを手掛けている。ドローンの開発には多額の研究費が欠かせず、7年7月期第3四半期は売上高9億80百万円を上回る13億95百万円の研究開発費を計上したことで13億23百万円の最終赤字となり、4億44百万円の債務超過となった。現在、6月に申請した…
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