2023年11月22日 公開
東証プライム上場の人材サービスB社~雇調金不正受給で業績予想を大幅下方修正|特別情報
子会社による雇用調整助成金(雇調金)の不正受給疑惑および従業員の募集を委託している業者との不正取引疑惑が発覚し、11月2日付で調査報告書がリリースされた。雇調金の不正受給疑惑は技術系アウトソーシング子会社のX社の内部告発により発覚した。令和2年12月期の上半期において雇調金5億35百万円を計上することが取締役会で承認されたが、実際には雇調金を受給できる基準に達していなかったため、経営管理本部内で書類を偽造することとなった。役員クラスの関与はなかったとされるが、意見が言いづらいトップダウン型の企業風土にあって、偽造してまで雇調金を受給するしか選択肢はなかった。ところが、不正受給はX社にとどまらず、当社およびグループ企業3社でも行われていた。同じような企業体質にあって同時多発的に行われたのは興味深いが、不正受給とは認定されないまでも事務手続き上の過誤があった企業もグループ内に複数社あった。もう一つは前回の不正会計で引責辞任したX社の前社長であるY氏の親密先とされる複数の企業との取引である。Y氏は辞任後も当社およびグループ企業へ影響を及ぼしており、当社会長兼社長のZ氏とは出張と称して一緒に慰労目的で旅行する間柄である。また、X社において・・・
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