2023年10月18日 公開

(株)オリエントライン｜松山市

【業種】 船舶管理
【倒産形態】 民事再生手続開始決定
【負債総額】 87億円内外

東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、9月26日付で監督命令を受けていたが、10月3日付で同地裁より民事再生手続開始決定を受けた。申立代理人は柴原 多弁護士（西村あさひ法律事務所・外国法共同事業、東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー、TEL 03-6250-6200）。監督委員には三森 仁弁護士（あさひ法律事務所、東京都千代田区丸の内2-1-1 丸の内マイプラザ、TEL 03-5219-2258）が選任されている。再生債権の届出期間は10月31日まで、再生債権の一般調査期間は12月5日から12月12日。負債総額は87億円内外が見込まれる。

平成29年10月に東京地裁より特別清算手続開始決定を受けた日本船舶実業(株)（旧商号・(株)オリエントライン、法人番号：9500001004528、所在地：松山市、登記上：東京都港区）の事業および負債などを譲り受け、海外子会社が保有する船舶の管理を手掛けていた。

しかし、借り入れ負担が重く、当初から金利負担を吸収できるだけの利益を確保できず、赤字決算を散発。ここにきて自力での再建を断念し、今般の措置となった。