2023年5月17日 公開

続報／Ｒａｇｉｎｇ　Ｂｕｌｌ合同会社｜東京都渋谷区

【業種】 投資
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】

令和4年4月22日付本情報号外で弁護士一任を既報。5月10日、東京地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は村上 寛弁護士（弁護士法人大江橋法律事務所、東京都千代田区丸の内2-2-1、TEL 03-5224-5566）が選任されている。負債総額は現在調査中だが、少なくとも数十億円にのぼる見通し。

平成22年2月設立の投資業者。集団投資スキームの組成や運用、コンサルティングなどを手掛けていた。大手証券会社からＩＰＯ（新規株式公開）株式の特別枠を割り当てられたとして同株式の買い付けを目的に投資家から資金を募り、配当を行っていた。

しかし、令和4年3月末には配当ができなくなり、投資家から預かり金などとして口座に入金された金銭は、他の投資家への支払いに流用されていた。こうした中、資金繰りはひっ迫。令和4年4月13日までに債務整理を弁護士に一任し、破産手続開始を申し立てる予定であったが、予納金の納付ができず、破産手続開始の申立が履行されている状態が続いた。

その後、(株)オウケイウェイヴ（名証ネクスト上場、東京都渋谷区）が当社に対し、債権者の立場で破産手続開始の申立を行うことを3月15日に決議。3月20日、東京地裁へ破産手続開始を申し立てていた。

(株)オウケイウェイヴの債権額は回収不能額を含めて、損害賠償請求権34億3,459万円としている。