2023年2月17日 公開

(株)いわき・タウンズヴィル、他2社｜東京都港区

【業種】 不動産
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 54億6,400万円内外（3社合計）

特別情報東京版（H31.4.10）で既報の(株)いわき・タウンズヴィルおよび関連会社の(株)ワイズリー（法人番号：6011001059069、業種：不動産、所在地：東京都渋谷区、設立：平成16年7月、代表者：同代表）、(有)Ｍキュービック（法人番号：6011002035705、業種：不動産コンサルティング、所在地：東京都渋谷区、設立：平成17年12月、代表者：同代表）は1月27日、東京地裁へ破産手続開始を申し立て、2月8日に破産手続開始決定を受けた。破産管財人は小山 哲弁護士（アクトアドヴァイザーズ法律事務所、東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー5階、TEL 03-6868-8426）が選任されている。負債総額は、(株)いわき・タウンズヴィルが3億2,000万円内外、(株)ワイズリーが26億6,700万円内外、(有)Ｍキュービックが24億7,700万円内外、3社合計で54億6,400万円内外。

平成24年5月設立の不動産業者。福島県いわき市の分譲用地「いわき・タウンズヴィル」他、福島県内を商圏として戸建て住宅の宅地分譲を行っていた。しかし、平成30年に代表者と法人が脱税により告発されたことで信用失墜し、受注が急減。平成31年2月には福島県より社有不動産に対して差押が登記され、資金繰りが多忙化する事態が続いていた。同年には事業を停止し、今回の措置となった。

(株)ワイズリーと(有)Ｍキュービックはマンション開発地や建売住宅用地および、収益用マンションなどの売買を行っていた。投資ファンドやマンションデベロッパーなどを得意先としていた。しかし、多額の在庫を抱えていたことから有利子負債が重荷となり、資金繰りはひっ迫。その後、休眠状態が続いたことで事業停止となり、今回の措置となった。