2022年1月5日 公開

(株)亜細亜管財（旧商号・(株)プランテックアソシエイツ）｜東京都千代田区

【業種】 投資・経営コンサルティング
【倒産形態】 特別清算手続開始申立
【負債総額】 50億5,300万円内外（3/3期末）

特別情報東京版（R2.4.27）で既報。令和3年11月24日に東京地裁へ特別清算手続開始を申し立てていたことが判明した。負債総額は令和3年3月期末時点で50億5,300万円内外だが、その後変動している可能性がある。

平成17年9月設立のプランテックグループの持ち株会社。投資・経営コンサルティングなどを手がけていた。著名建築家の大江 匡（ただす）氏が創業した大江都市建築設計事務所を法人化した(株)プランテック総合計画事務所や簡易宿泊施設「ファーストキャビン」を運営していた(株)ファーストキャビン（法人番号：1010001101241、東京都千代田区、令和2年4月破産手続開始申立、令和2年4月24日付本情報号外で既報）などをはじめとするグループ会社の持ち株会社として事業を展開。グループ会社の経営企画をはじめ戦略立案業務や資金の貸し付けを行うなど、最盛期の令和2年3月期には売上高11億3,900万円内外を計上していた。

しかし、令和2年1月31日には大江 匡氏が死去した他、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により同社が出資していた(株)ファーストキャビンが急激な業績悪化で令和2年4月24日に東京地裁より破産手続開始決定を受けた。このため、中小企業再生支援協議会のもと、金融機関に対し返済猶予を要請するなど経営の立て直しを進める中、令和2年12月1日付で新会社の(株)プランテック（法人番号：7010001214194、東京都千代田区）を設立。令和3年6月1日に(株)プランテック総合計画事務所を合併すると同時に、吸収分割により同社の建築事業に関する権利義務を新会社の(株)プランテックに承継した後、同社は令和3年10月29日に商号を現商号に変更。同日株主総会の決議で解散。今回の措置となった。