2021年7月2日 公開
(株)老子製作所(おいごせいさくしょ)|富山県高岡市
【業種】 銅製品・鋳物製造
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 10億6,000万円内外
特別情報名古屋版(R2.2.13)で既報。6月28日、富山地裁高岡支部に民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は斉藤 寿雄弁護士(富山県高岡市広小路27-1、TEL 0766-23-3776)他1名。負債総額は10億6,000万円内外。
江戸時代創業の梵鐘(ぼんしょう)製造業者で、同分野においては国内最大手に位置付けられており、国内シェアは70%内外を占めていた。梵鐘の他に仏像や銅像の製造も手掛け、技術力を背景に平成初期には売上高10億円余で推移していた。
しかし、リーマン・ショックの発生によって市況は悪化し、得意先としていた寺院などからの受注が減少。減収減益を余儀なくされ、赤字を散発したことから債務超過となっていた。以後、回復の兆しはなく業績低迷が続く中で、新型コロナウイルスの流行による打撃を受け、令和2年3月期は売上高2億1,000万円内外まで落ち込んだ。これらが要因で業績低迷によって借入金の依存度が高まり、年商を超える状態となっていた。金融機関への返済条件の変更を行うなど事業継続を模索していたが、依然として負担が大きく、自主再建を断念。今回の措置に至った。
業種 | 銅製品・鋳物製造 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 富山県高岡市戸出栄町47-1 |
設立 | 昭和21年4月 |
創業 | 1868年 |
代表者 | 老子 祥平 |
資本金 | 1,250万円 |
年商 | 2億1,000万円内外(2/3) |
負債総額 | 10億6,000万円内外 |