2020年10月2日 公開

(株)綜合企画センター一級建築士事務所｜東京都立川市

【業種】 不動産賃貸・カプセルホテル経営
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 17億円内外

9月16日に東京地裁立川支部より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は福田 大助弁護士（山王シティ法律事務所、東京都港区赤坂2-2-21 永田町法曹ビル301号、TEL 03-5545-5750）が選任された。負債総額は17億円内外が見込まれている。破産債権の届出期間は11月16日まで、財産状況報告集会の期日は令和3年1月13日午後1時20分。

昭和48年6月に法人設立した不動産賃貸・カプセルホテル運営業者。祖業のマンション建築設計業から次第に不動産賃貸業へと軸足を移し、オフィスビルの賃貸事業に加え平成4年以降は立川駅北口にてカプセルホテル「ファーストイン立川」の経営に乗り出した。平成13年5月期には売上高2億円内外を計上していた。

その後は設備投資にかかる借り入れ負担が重くのし掛かり、財務面のぜい弱化が進行。近年は不動産を売却するなど財務リストラを進めていたが、今年に入ると取引先への支払い遅延が発生。資金繰りに変調が生じる中、新型コロナウイルス感染拡大の影響でカプセルホテルの集客が落ち込み、4月30日に「ファーストイン立川」を廃業して事業継続を断念した。