(株)ドローンネット|東京都千代田区
【業種】
ドローン・メタバース関連事業
【倒産形態】
破産手続開始決定
【負債総額】
1,445億円
特別情報東京版(R1.6.19、R7.4.24、R7.5.27、R7.12.11)、東京本部月例情報会(R4.1.13、R7.11.18)、東京本部新春情報会(R4.2.8)で既報。12月17日、東京地裁へ破産手続開始を申し立て、12月18日、破産手続開始決定を受けた。破産管財人は本山正人弁護士(岩崎・本山法律事務所、東京都中央区八丁堀4-1-3 宝町TATSUMIビル5階、TEL 03-6222-8075)が選任された。負債総額は1,445億円で今年最大。負債総額1,000億円以上の大型倒産は令和6年7月に発生したMSJ資産管理(株)(法人番号:7180001064730、旧・三菱航空機(株)、特別清算、負債総額6,413億円)以来、17カ月ぶりとなる。
平成29年3月設立のドローン・メタバース運営業者。ドローンの本体販売・研究開発からスタートし、ドローン機器やカメラ、ソフトウエアの開発に注力したほか、ドローン操作に関するスクール運営や、産業向けの「DRONE the WORLD」とコンシューマー向けの「SKY FIGHT」の2ブランドでフランチャイズ店を募集し、加盟料収入を得ていた。
節税を目的としたドローン需要の高まりにより事業規模を拡大し、令和4年2月期の売上高は223億6,063万円を計上していた。その後、税制変更などでドローン需要が減退すると、新規事業として暗号資産採掘(マイニング)事業に参入した。投資家向けに暗号資産の取引チェックを行うマイニング装置の販売も手がけ、当社が管理し利益の一部を暗号資産で投資家に還元するほか、その後、販売価格とほぼ同価で装置を買い取るビジネスモデルにより投資家から資金を集め、令和7年2月期の売上高は過去最高となる977億4,200万円まで伸長した。
しかし、令和7年6月、当社が東京国税局より約30億円の所得隠しを指摘されたことが報じられ、令和6年2月期に対する重加算税を含めて約8億円の追徴を受けたことで、対外的な信用が失墜した。11月には取引先への支払いが困難となり、さらに12月に実質経営者が死去したことで事業継続を断念。今回の措置となった。
| 法人番号 | 8011001115646 |
| 業種 | ドローン・メタバース関連事業 |
| 倒産形態 | 破産手続開始決定 |
| 所在地 | 東京都千代田区平河町1-3-12 第2秩父屋ビル3階 |
| 設立 | 平成29年3月 |
| 創業 | 平成29年3月 |
| 従業員 | 40名 |
| 代表者 | 村上一幸 |
| 資本金 | 3億2,309万6,650円 |
| 年商 | 977億4,200万円(7/2) |
| 負債総額 | 1,445億円 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2025年04月24日
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