東証スタンダード上場の太陽光発電事業K社~子会社が助成金不正受給|特別情報
令和6年5月に子会社化したX社について、子会社化する前から助成金の不正受給をしていたことが発覚し、対応に追われている。当社は集金代行を目的に設立され、平成30年4月にジャスダックに上場したが、主要顧客が令和5年9月までに集金代行業者への委託契約を終了すると、新たな事業の柱を求めてエネルギー事業に参入した。すでに1年12月に太陽光発電システムの販売を手掛けるY社を設立していたが、シナジー効果を見込んでX社を2億20百万円で買収することとなった。ところが、X社は太陽光とは別に助成金申請代行業務をもう一つの柱としており、やがてY社の事業にも浸透していくようになる。不正受給の対象となったのは、東京都が組織した公益財団法人が実施する助成金で、中小企業等の省エネルギーを推進するため、省エネ設備の導入と運用改善に要する費用の一部を助成するというもので、運用は4年くらいから始まった。また、これとは別に子育てエコホーム支援事業でも不正受給が行われた。同事業はエネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯を対象に行うもので、支援事業は5年11月以降に工事を着工したものが対象となる。X社の不正受給は4年7月から7年5月まで行われていた。不正受給の類型は…
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