(株)牛津蒲鉾|佐賀県小城市
【業種】
水産練製品製造
【倒産形態】
破産手続開始申立準備
【負債総額】
10億4,200万円

特別情報佐賀版(R7.2.25)で既報。9月1日をもって事業を停止し、事後処理を安部茂、生野誉士、小野裕佳、小白川類、三宅悠太の各弁護士(弁護士法人いつき法律事務所、大分市荷揚町10-13 大分法曹ビル5階、TEL 097-537-1133)に一任、破産手続開始申立準備に入った。負債総額は10億4,200万円が見込まれる。
昭和9年9月創業し、昭和47年1月(有)牛津蒲鉾店として法人化を実施、その後、平成5年9月に現本店地に新工場を建設して、平成8年2月現商号にするとともに組織も変更したもの。結婚式場等を対象とした祝儀用かまぼこの製造販売を主体としていた時期もあったが、その後スーパー等を中心に販路を広げ、県内トップクラスの水産練製品製造業者へと成長した。平成8年には主力得意先の一社が店舗のほとんどを大手スーパーに売却したことから、平成9年8月期決算の年商は7億円弱まで低下した。その対策として他社への拡販を積極的に進め、売り上げは伸展、近年では12億円台の年商を計上していた。
しかし、損益面では慢性的な赤字体質にある中、練り製品の原料になるスケソウダラのすり身は高騰していたことや、人件費や光熱費、包装材価格の高騰や円安による輸入コストの増加など事業環境は悪化、佐賀県中小企業活性化協議会の支援を受けて事業再建を模索、銀行以外のノンバンクの利用によりしのいでいたが、資金繰りのメドが付かず今回の事態となった。
法人番号 | 3300001003357 |
業種 | 水産練製品製造 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 佐賀県小城市牛津町勝1464 |
設立 | 昭和47年1月 |
創業 | 昭和9年9月 |
従業員 | 67名 |
代表者 | 岩本豊、他1名 |
資本金 | 3,000万円 |
年商 | 12億円(6/8) |
負債総額 | 10億4,200万円 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2025年02月25日
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