東証グロース上場の不動産会社B社~3期連続赤字でまたもGC注記|特別情報
令和4年3月期に一旦はGC注記を解消したが、翌期から7年同期まで3期連続して営業・経常・最終赤字となった。営業CFもマイナスとなり、6月20日に提出した有価証券報告書において再びGC注記がなされた。業績不振を受け、役員報酬について、代表取締役の月額報酬を30%、業務執行取締役を20%、社外取締役を10%減額すると5月14日の取締役会で決議している。期間は同月から6か月間におよぶ。当社グループは当社と連結子会社7社で形成され、不動産事業とホテル運営事業とインバウンド送客事業で構成されている。なかでも主力の不動産事業は、全国の商業ビル、レジデンスなど中古物件を対象とした不動産再生事業を手がけ、投資家や不動産ファンド、事業会社等へ販売している。平成19年同期は過去最高の売上高89億円を計上したが、その後はリーマンショックやコロナ禍の影響により赤字を散発。令和3年同期は2期連続で10億円前後の最終赤字を計上し、シンジケート・ローンの財務制限条項に抵触したことでGC注記がされたが、4年同期は黒字転換したことで同注記は一旦解消された。しかし、前述のとおり、5年同期以降は3期連続の赤字となり、7年3月期の有報にて同注記が復活した。現預金は前期末の8億90百万円から5億35百万円まで減少した。資金調達については…
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