2023年7月5日 公開

(医)社団泉翔会｜仙台市青葉区

【業種】 医療・介護老人保健施設
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 20億円内外

特別情報仙台版（R4.11.21）で既報。7月3日に仙台地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は鈴木 学弁護士（西村あさひ法律事務所、東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー、TEL 03-6250-6200）他2名および川原 眞也弁護士（川原法律事務所、仙台市青葉区二日町11-13 川原ビル2階、TEL 022-223-3975）、監督委員は玉山 直美弁護士（エール法律事務所、仙台市青葉区一番町2-10-26 旭開発ビル205、TEL 022-227-6167）が選任された。負債総額は20億円内外が見込まれている。

平成14年12月に設立した介護事業施設運営業者。介護老人保健施設「泉翔の里」（仙台市）と「藤の里」（宮城県栗原市）の2カ所の他、本社と同所にサービス付き高齢者向け住宅「国見幸迎館」を運営し、令和3年3月期の売り上げは11億8,700万円内外を計上していた。

しかし、コロナウイルスまん延によって施設の稼働率が低下し、介護報酬の改定などもあって赤字計上を余儀なくされ、債務超過に陥り資金繰りはひっ迫していた。また施設内でクラスターが発生し、対外的な信用度も低下する中、自力再建を断念した。

なお、3施設の運営は継続しており、今後はスポンサー契約を締結したエヌエスパートナーズ(株)（法人番号：2011001070541、所在地：東京都港区）からの資金支援を受けつつ、9月をメドに事業譲渡する予定。