2023年3月14日 公開

日新ホーム(株)｜千葉県佐倉市

【業種】 不動産
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 24億円内外

特別情報東京版（H27.6.1）で既報。2月21日、千葉地裁佐倉支部より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は石川 貴康弁護士（コンパサーレ法律事務所、千葉市中央区本千葉町1-1 日土地千葉中央ビル5階、TEL 043-202-2336）が選任されている。負債総額は24億円内外。

平成2年12月設立の不動産業者。千葉県佐倉市を中心に「アロハウス」ブランドで戸建て分譲を手掛けた他、宅地造成工事および不動産売買を行い、令和2年3月期の売上高は13億2,870万円を計上していた。

しかし、平成27年ごろには市中筋で資金繰り多忙の風評がささやかれるなど、断続的に厳しい資金繰りを余儀なくされていた。コロナ禍に入ると一部工事資材の調達ができずに工事の遅れなども発生。令和4年3月期の売上高は8億円内外まで落ち込み、不良資産の処分に伴い大幅な最終赤字となった。

更に、関連会社が手掛けていた太陽光発電施設開設の許可が下りず、トラブルが発生。発電業者から前渡金の返還を求められたことで資金繰りが急激に悪化し、事業継続を断念した。事後処理を弁護士に一任していた間に、債権者から破産手続開始を申し立てられ、今回の措置となった。