2023年2月22日 公開

ＫｉＳＣＯ(株)｜神戸市中央区

【業種】 医療機器製造・輸入販売
【倒産形態】 特別清算手続開始決定
【負債総額】 65億8,700万円内外（3/12期末）

2月2日に神戸地裁より特別清算手続開始決定を受けた。負債総額は令和3年12月期末時点で65億8,700万円内外と聞かれるが、その後、変動している可能性がある。

昭和36年4月に大阪府にて創業、昭和43年9月に寿医科商事(株)の商号で法人化し、平成19年3月に現商号へ商号変更を行った医療機器製造・輸入販売業者。主に整形外科分野の医療機器を取り扱い、平成9年2月には海外メーカーのビオマット社を買収するなど国内だけにとどまらず、グローバルな展開を見せたことで、平成24年12月期は売上高22億円内外を計上していた。

しかし、その後は受注が伸び悩み、経費負担の先行から赤字が慢性化するなど業況は厳しくなり、更に近年は新型コロナウイルス感染拡大による営業環境の悪化で、令和2年12月期の売上高は11億8,600万円内外まで落ち込んでいた。

令和4年2月には脊椎（せきつい）の固定材料「Ｓｐｉｎｅ」や骨の接合材料「Ｔｒａｕｍａ」など外傷領域などの部門を帝人ナカシマメディカル(株)（法人番号：3260001011075、岡山市東区）へ譲渡した上で、令和4年11月に株主総会の決議により解散、今回の措置となった。