2022年5月6日 公開

(株)カント｜北九州市八幡西区

【業種】 ＯＡ機器、雑貨、アクセサリー販売
【倒産形態】 破産手続開始申立
【負債総額】 19億円内外

5月2日をもって事業を停止した。先方によると「事後処理を有馬 裕弁護士（福岡城南法律事務所、福岡市中央区大名1-8-12 第2西部ビル4階、TEL 092-712-8117）に一任し、破産手続開始の申立を行いました。負債総額は約18億円台です」とコメントしている。

平成3年10月、佐藤 久雄氏が設立し、平成5年6月に同氏妻である佐藤 惠子氏が事業を継承した後、平成14年10月には佐藤 良樹氏が代表取締役専務に就任。以降の経営活動は同専務を中心とした体制を構築していた。設立当初はＯＡ機器卸売りを主業務としていたが、平成22年9月よりウィルコム（現・ワイモバイル）の代理店として携帯端末販売事業に参入。1号店の出店から2年で北九州から福岡、山口、大分、宮崎、広島をエリアに24店舗を構えるまでに拡大し、平成25年3月期には年商10億円を突破した。急成長の勢いそのままに、平成25年4月には北九州市八幡西区黒崎に鉄骨造3階建ての本社事務所が完成。平成26年7月にはモバイルアクセサリーショップ「Ｓ―ｃｏｄｅ」を出店し、12店舗を展開するまでに拡大。平成29年3月期にはピークとなる年商15億円内外を計上した。

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