2022年2月9日 公開
ジャスダックの飲食チェーンM社~中間決算で債務超過転落しGC注記|特別情報
令和4年6月期第2四半期の赤字で債務超過転落となり、ついに継続企業の前提に関する注記がされた。コロナ禍での外出自粛などにより来店客数が大幅に減少し、前期まで2期連続の営業赤字ならびに営業キャッシュフローのマイナスを計上。前期末は取引先に対する第三者割当増資で債務超過を回避したが、今期中間決算で依然として3億円近い営業赤字と厳しい経営環境が続いており、昨年8月に公表した通期業績予想も一旦未定に修正するなど先が見通せない状況となっている。当社は複合カフェ等の経営を主体とする直営店舗事業と、外販事業(物品・システム等の外販、FC関連事業)、不動産事業(物件管理)を手掛けるが、中間決算では3事業すべてが前年同期比減収となり、主力の直営店舗事業ならびに外販事業で引き続き損失を計上。この結果、売上高は前年同期比15.5%減の21億50百万円にとどまり、営業損益から2億円台の赤字といまだ業況回復の兆しは見えていない。これまで主力取引行との継続的な協議で借入金の返済猶予を受けながら役員報酬減額や賞与支給の停止、直営店舗の家賃減額、変動費の見直し等のコスト削減を実施してきたが、ここにきての変異株による感染再拡大も含めコロナ禍の影響が長期化。この間のライフスタイルの変化もあり客足が戻らず、期初に公表していた売上高50億円、営業利益50百万円、経常利益70百万円、純利益50百万円の通期業績予想も一旦白紙となった。今後は主力取引行とのあいだで・・・
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