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2020年6月3日 公開

ジャスダック上場の食品メーカーI社~不適切な会計処理と7期連続赤字|特別情報

5月15日に発表された令和2年3月期決算は7期連続赤字となり、2億86百万円の債務超過となったが、過去に上場廃止基準に抵触した際、子会社において不適切な会計処理を行っていたことが発覚した。水出し麦茶とビーフジャーキーを事業の2本柱にしているが、かつては業務用レトルト具材なども扱っていた。しかし、平成20年ごろレトルト事業から撤退すると売上高は10億円を割り込むようになり、29年3月期まで4期連続で営業赤字及び営業キャッシュフローも赤字となったことから上場廃止基準に抵触し、30年3月期決算でいずれかの黒字化が求められた。しかし、既存事業だけでは目標の達成は困難であったため、上場会社の子会社になることを望んでいたとされるX社の買収を目論んだ。買収資金としてMSワラント(行使価額修正条項付新株予約権)を発行したものの株価の低迷で行使が進まず、予定から5か月遅れの30年3月31日にようやく子会社化した。また、契約締結日である29年10月31日を企業結合日とすることで、29年11月1日から30年3月31日までの業績を当社の連結に取り組むことができた。ちなみに、子会社化直前の当社の売上高4億03百万円に対し、X社は22億円だった。上場廃止を回避するため、当社はX社に対し30年3月までの5か月間で営業利益62百万円のノルマを課した。ところが、30年3月下旬になってX社から出てきた数値が37百万円にとどまったため、不正会計をすることで営業黒字を達成しようとした。具体的には30年3月に計上する仕入原価や販売促進費の一部を4月以降に先送りしたほか、荷造運賃や支払手数料などは子会社になる直前の29年10月に前倒して計上するなどの操作が行われ、結果的に同社の営業利益は67百万円となり、連結では16百万円の黒字となった(修正後の営業損益は▲34百万円だが、営業CFは47百万円のため、上場廃止にはならない)。特別調査委員会による調査報告書では、首謀者として…

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