2016年7月14日 公開

(株)アルファ・プロパティマネージメント｜東京都渋谷区

【業種】 不動産管理・売買
【倒産形態】 弁護士一任
【負債総額】 21億8,000万円内外（27/3期末）

東京支社月例情報会（H27.12）や新春情報会（H28.2.4）及び特別情報東京版（H28.2.9）で資金面の変調を既報の当社は、6月30日に古閑 孝弁護士（東京都千代田区九段北1-3-1、TEL 03-6272-9355）へ債務整理を一任していたことが判明した。今後の方針は未定と聞かれる。負債総額は平成27年3月期末時点で21億8,000万円内外。

平成18年設立と後発の不動産業者で、資産家向けにアパート・マンションなどの土地活用提案や不動産の管理業務などを手掛け、都内に複数の支店を構えていた。リーマン・ショック後の不動産市況回復を背景に業績は急伸し、平成24年3月期の年商が24億円内外だったのに対し、太陽光発電・介護事業にも進出した平成27年3月期には203億円内外を計上した。

しかし、業容の急拡大に資金繰りが追い付かなかったもようで、平成27年秋ごろに一部金融機関への返済遅れが聞かれるなど信用不安情報が散発するようになった。主力事業などを別会社に譲渡する中、今年に入ると役員の入れ替わりなど体制の混乱も表面化し、一部取引銀行より貸金返還訴訟を提起される動きもあった。事業移管などで規模は大幅に縮小し、3月30日開催の株主総会の決議により解散していた。