東証プライム上場の医薬品商社S社~大株主の提案拒否で対立激化|特別情報
大株主のX社が代表取締役CEOのY氏および専務取締役COOのZ氏に対し、総額38億円の損害賠償請求訴訟を提起するよう当社監査等委員会に求めていたが、提訴を見送ることが決定された。当社とX社の対立がより一層深まっている。X社が当社株式を最初に取得したのは令和2年で、直近では議決権ベースで27.2%を保有している。この間、当社では大学医学部附属病院における不正取引や子会社が運営する調剤薬局における調剤報酬の不正受給などが発覚した。X社が問題視したのは、2つの医薬品の入札談合事件である。1件目の談合事件では1億6,000万円の課徴金と2億5,000万円の罰金、さらに32億6,700万円もの和解金が発生した。2件目では課徴金は1億3,000万円で、これらの合計が損害賠償請求額の根拠となっている。両談合事件に対し、X社は第三者委員会を設置して詳細な調査と再発防止策を要求したが、当社では、2つの事件は発生から10年および6年が経過し、判明してからも5年が経過していること、また、ガバナンス強化特別委員会を設置し、コンプライアンスの徹底を進めていることなどを理由にX社の要求を却下した。一方、X社は検察による供述調書の中で、Y氏とZ氏が受注調整を認識し、談合を「必要悪」として黙認していたとの記述を取り上げ、取締役として善管注意義務を怠っていたと糾弾した。X社は当社監査等委員会に対し、両氏に対して損害賠償請求訴訟を提起するよう求めたが、同委員会は全員一致で訴えを起こさないことを決定した。不提訴の理由として・・・
続きを読むには特別情報の会員申込みが必要です。
詳細は小社までお問合せください
特別情報とは
「倒産してからでは遅い」という声をよく聞きます。
たしかに与信管理や審査では事前の兆候について社内外からの幅広い情報収集は不可欠ですが、現実にはなかなか容易ではありません。
実は東京経済の「特別情報」は、独自の取材ルートと確かな実績で長年にわたり金融機関・総合商社をはじめとする審査のプロたちから一目置かれています。
審査マンの心強いパートナーとして、「特別情報」のご活用をお勧めします。
詳しくはお気軽にお問合せください。
無料お知らせメール登録
債権・動産譲渡登記リスト、問合せ集中ランキング、特別情報が更新されたことをお知らせするメールサービスを実施しております。 メールサービスの登録は無料です。お気軽にお申込み下さい。