2021年8月4日 公開

(株)ＳＰＯＲＴＳ　ＬＡＢＯＲＡＴＯＲＹ、他2社｜東京都立川市

【業種】 スポーツ用品小売り
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 10億8,100万円内外（3社合計）

同社をはじめ、関連会社の(株)スポーツマン（法人番号：6500001015420、愛媛県宇和島市丸之内3-5-6、同代表、スポーツ用品小売り、資本金1,000万円）と(株)ビークル（法人番号：7012801007694、東京都立川市羽衣町2-49-12、同代表、サーバー管理、資本金1,000万円）は、7月30日に実質的に事業を停止し、事後処理を石原 康人弁護士（大空法律事務所、東京都港区赤坂3-4-3 赤坂マカベビル2階、TEL 03-5797-7510）に一任、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は、(株)ＳＰＯＲＴＳ　ＬＡＢＯＲＡＴＯＲＹが令和3年2月期末時点で7億5,100万円内外、(株)スポーツマンが3億2,000万円内外、(株)ビークルが1,000万円内外で、3社合計10億8,100万円内外。

平成20年1月設立のスポーツ用品小売業者。愛媛県内では古参のスポーツ小売業者として一定の知名度を有する(株)スポーツマンのインターネット通販ビジネス部門を独立させたことが始まり。自社サイトＳｐｏｒｔｓｍａｎ．ｊｐや通販サイトでの販売を手がけていた。愛媛県宇和島市にコールセンターを設けるとともに東京都八王子市のロジスティクスセンターにて商品登録や写真撮影から発送可能な体制を整えて業容を拡大。ピークとなる平成29年2月期売上高は17億3,700万円内外を計上していた。

しかし、その後は価格競争を余儀なくされるなど、令和3年2月期売上高は10億5,500万円内外、最終利益で収支トントンと苦戦を強いられていた。財務基盤が脆弱（ぜいじゃく）の中で資金繰りはひっ迫、支えきれずに今回の措置となった。