公開企業は有価証券報告書の提出以外、株主、投資家に対しIRの適時、正確な開示がますます要求されてきています。 財務諸表も、誰でも何時でも入手ができますが、この簡単に入手できる財務諸表に限ってみても、いざ、その中味の分析、評価は難しい。投資家、与信管理に携わる人々にとっては大きな課題です。
これは何も公開企業に限らず、末上場企業にもあてはまります。未上場企業も取引関係を円滑に進めるには積極的な情報開示がもとめられ、また、行政当局もそれを後押しする法的事項の検討にはいっています。公開、開示によって透明性が高まることは、結構なこと。ただし、課題は残ります。
財務諸表に限定してみても、それをベースにしてどう当該企業を評価していくか、 評価手法は多くあるけれど、いまだ確立したものはありません。この企業は当面、倒産するのか?あるいはしないのか?当面とは、どの位のスパンなのか?危険というならば、いつごろ倒産するのか?危険と判断する根拠は?
それらのノウハウは、ノウハウであるため、なかなか表にでてきません。入手された財務諸表からどうやって倒産並びに倒産時期を見定めるか。この領域こそ、高度な専門分野。時代は、この専門性を求めています。 |