2016年12月21日 公開
ジャスダック上場の美術品販売会社Ｒ社～金融子会社で連続焦付き｜特別情報
当社の金融子会社であるＸ社は11月上旬、美容脱毛サロン等を経営するＹ社向け債権に対し、1億円余りの貸倒引当金を計上するとともに業績予想を下方修正すると発表した。Ｙ社は100店舗以上展開し、中堅業者に成長していたが、会員勧誘広告の内容が誇大な上、解約した会員への返金を拒んで特定商取引法に違反しているとして、今年8月に消費者庁より新規勧誘・契約業務を9か月間停止するよう命じられ、経営危機に陥ったもの。Ｘ社はＹ社との間で「加盟店契約」を結び、「個別信用購入あっせん事業」（クレジット事業）を行っていたが、これに基づく立替金の返還等が遅れており、回収見込みも立たないことから保守的に全額を引当てることとしたもの。Ｙ社にはすでに支援企業として同業を買収したばかりのＺ社が名乗りをあげているが金融債権者との交渉はこれからだ。Ｘ社といえば、…
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