2016年8月25日 公開

(株)ＴＮＤウエアハウス｜東京都江東区

【業種】 不動産賃貸
【倒産形態】 民事再生手続開始決定
【負債総額】 31億円内外

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特別情報東京版（H26.3.13、H26.7.10、H27.4.23他）で先行きが懸念される動きを既報の当社は、8月10日付で東京地裁に民事再生手続開始を申し立て、8月17日付で民事再生手続開始決定を受けた。申立代理人は渡邊 剛弁護士（東京都千代田区内幸町2-2-1、TEL 03-5501-7211）他で、監督委員には鈴木 道夫弁護士（東京都中央区銀座6-13-16、TEL 03-5565-1830）が選任されている。負債総額は金融債務中心に債権者16名内外に対し31億円内外。

昭和45年2月に東京納品代行(株)の商号で設立し、アパレル・百貨店の商品納品代行・管理業者として業界大手まで成長した。バブル期の海外不動産投資や設備投資で過剰債務が続いてきたが、平成19年1月期には187億円を超える年商を計上していた。金融機関の支援のもと不動産売却などで債務圧縮に取り組み、平成19年4月には会社分割を実施し、納品代行事業を別会社に譲渡して現商号に変更した。

これにより倉庫・物流センターの賃貸管理が主体となったが、平成26年に入ると、当時ジャスダックに上場していながら色々な風評が潜航していたインスパイアー(株)（平成26年5月7日付本情報号外にて既報）への出資話に乗り、同社の筆頭株主となったことで「罠に嵌められたのでは」と注目された経緯がある。

案の状、ほどなくインスパイアー(株)が事業不振や債権者などのトラブルにより平成26年9月に上場廃止となり、平成27年10月に破産手続開始決定を受けた。出資金5億円は借入金として残るだけとなったため資金繰りに支障が生じ、ここにきて自力再建を断念した。

業種	不動産賃貸
倒産形態	民事再生手続開始決定
所在地	東京都江東区木場2-17-13
設立	昭和45年2月
創業	昭和45年2月
従業員	1名
代表者	林 功
資本金	9,000万円
負債総額	31億円内外

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