2013年11月1日 公開

(医)財団パルモア病院｜神戸市

【業種】 病院経営
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 14億6,800万円内外（25/3期末）

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特別情報大阪版「名門病院の憂欝　～その後～」（H25.10.18）、「名門病院の憂欝」（H22.8.6）として既報した当法人は、10月30日付で大阪地裁に民事再生手続開始の申立を行った。申立代理人は福田 正弁護士（弁護士法人第一法律事務所、大阪市中央区北浜2-2-21 北浜三泉ビル7階、TEL 06-7669-8930）。負債総額は平成25年3月期末時点で14億6,800万円内外。当法人は昭和26年10月に設立。その後、パルモア病院を開設。平成13年にはＮＨＫテレビ「プロジェクトＸ」で取り上げられ、平成19年にはユニセフ・ＷＨＯから「赤ちゃんにやさしい病院」として認定されるなど、周産期医療の分野では県内でも知名度・実績ともにトップクラスであった。しかし、病院建設費用で巨額の負債を抱え、平成17年ごろより医療コンサルタントを導入して経営再建に着手。更に平成19年から創業のルーツを同じくするかつての親密先、準学校法人パルモア学院（神戸市中央区）と金銭トラブルや、不動産の所有権に端を発して複数の訴訟に発展。これらは平成23年以降で判決言い渡しとなり一応の解決をみたが、これに伴う不動産評価替え等の発生により、平成24年3月期は年収入高13億2,400万円内外に対して2億6,900万円内外の赤字に転落していた。その後、神戸市東灘区への移転計画が進められていく中、平成25年3月期も2,100万円内外の当期損失を計上。決算後には借入金の返済をめぐって、再度準学校法人パルモア学院から訴訟を提起され、9月25日に判決言い渡しとなり、先行きが注目されていた中、今回の事態となった。

業種	病院経営
倒産形態	民事再生手続開始申立
所在地	神戸市中央区北長狭通4-7-20
設立	昭和26年10月
代表者	理事長　三宅 潤
資本金	資産総額　1億8,391万1,556円
年商	年収入高　12億0,100万円内外（25/3）
負債総額	14億6,800万円内外（25/3期末）

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